概要
- 指定種別:未指定
- 所在地 :太田川字平次山
- 所有者 :個人所有地
全国的に有名な伝説に「梅若伝説」というお話があります。
約1000年前の平安時代、京都の武家に生まれた梅若丸は、信夫の藤太という盗賊に誘拐され、長い旅をさせられたあげくに隅田川(東京都墨田区)で病気になりそのまま亡くなってしまいました。
梅若丸の母も我が子を探し歩いて旅を続けていましたが、梅若丸の死を知って同じ隅田川に身を投げてしまうという悲話です。
この伝説に登場する信夫の藤太が泉崎村に住んでいたという話が村に伝わっています。
また、梅若丸が死んだのが、泉崎村であったとの話もあることから、梅若丸を供養するためにつくられた供養塚がこの梅若塚といわれています。
梅若丸の命日(旧歴3月15日)には太田川に伝わる「太田川梅若唄念仏踊」が行われ、悲運な死を皆でいたみます。