昌建寺の梵鐘
しだれ桜の枝がかかる鐘撞堂
概要
- 指定種別:村指定 有形工芸品
- 指定時期:昭和53年12年19年
- 所在地 :泉崎村下宿88
- 所有者 :昌建寺
お盆やお彼岸の時、この鐘をついたことのある人も多いでしょう。
正式には「梵鐘」といいます。
梵鐘は法要などの仏事以外にも朝夕の時報として鳴らされることもあります。
また、年を越す直前につく除夜の鐘は、人間につきまとう108個の煩悩を払うためにつきますが、この響きを聞くと一切の苦から逃れ、悟りにいたる功徳があるといわれています。
こうした梵鐘の功徳については、その鐘の表面に刻まれています。
その中にはこの梵鐘をつくった作者の名前も刻まれていました。
鋳師 野州佐野 松本七右衛門吉久
1714年に現在の栃木県佐野市の松本氏の作だとわかります。